(11)不如実修行とは
つづく5首は一連のものですので、一気に読みましょう。
「不如実修行(ふにょじつしゅぎょう)といへること 鸞師釈してのたまはく 一者信心あつからず 若存若亡(にゃくぞんにゃくもう)するゆゑに」(第48首)。
「南無阿弥陀仏となえても、願いかなわぬそのわけは、ひとつ信心あつからず、あるかなきかのようなれば」。
「二者信心一ならず 決定なきゆゑなれば 三者信心相続せず 余念間故(よねんけんこ)とのべたまふ」(第49首)。
「ふたつ信心さだまらず、あちこちゆれるゆえなれば。みっつ信心持続せず、余念まじわるゆえなれば」。
「三信展転相成(てんでんそうじょう)す 行者こころをとどむべし 信心あつからざるゆゑに 決定の信なかりけり」(第50首)。
「三つ互いにつながるを、行者こころにとどむべし。信心不淳なるゆえに、決定の信えられない」。
「決定の信なきゆゑに 念相続せざるなり 念相続せざるゆゑ 決定の信をえざるなり」(第51首)。
「決定の信なきゆえに、念の相続するもなし。念の相続なきゆえに、決定の信えられない」。
「決定の信をえざるゆゑ 信心不淳とのべたまふ 如実修行相応は 信心ひとつにさだめたり」(第52首)。
「決定の信なきゆえに、信心不淳とはなりぬ。願いのかなうそのもとは、真実の信ただひとつ」。
つづく5首は一連のものですので、一気に読みましょう。
「不如実修行(ふにょじつしゅぎょう)といへること 鸞師釈してのたまはく 一者信心あつからず 若存若亡(にゃくぞんにゃくもう)するゆゑに」(第48首)。
「南無阿弥陀仏となえても、願いかなわぬそのわけは、ひとつ信心あつからず、あるかなきかのようなれば」。
「二者信心一ならず 決定なきゆゑなれば 三者信心相続せず 余念間故(よねんけんこ)とのべたまふ」(第49首)。
「ふたつ信心さだまらず、あちこちゆれるゆえなれば。みっつ信心持続せず、余念まじわるゆえなれば」。
「三信展転相成(てんでんそうじょう)す 行者こころをとどむべし 信心あつからざるゆゑに 決定の信なかりけり」(第50首)。
「三つ互いにつながるを、行者こころにとどむべし。信心不淳なるゆえに、決定の信えられない」。
「決定の信なきゆゑに 念相続せざるなり 念相続せざるゆゑ 決定の信をえざるなり」(第51首)。
「決定の信なきゆえに、念の相続するもなし。念の相続なきゆえに、決定の信えられない」。
「決定の信をえざるゆゑ 信心不淳とのべたまふ 如実修行相応は 信心ひとつにさだめたり」(第52首)。
「決定の信なきゆえに、信心不淳とはなりぬ。願いのかなうそのもとは、真実の信ただひとつ」。