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11月7日(日) [矛盾について(その102)]

 良心の声は「わが内なる声」ですが、「みんなにひとしく生きる場所がある」は外からやってきます。
 内からの声と外からの声。
 前に検討しましたように、ぼくらの内にも「みんなにひとしく」という思いがあります。決して自分だけ生きられたらいいのではなく、みんなと一緒に生きたいと思います。しかし、この「みんなにひとしく」は、「まず自分、しかる後にみんな」です。自分の生きる場所が脅かされない限りで、みんなの生きる場所を、ということです。ところが、どこかから聞こえてくる「みんなにひとしく」は、「まず自分、しかる後にみんな」を超えたものです。「まず自分」ということ自体に「それでいいのか」と問いかけてくるのです。この問いかけは内からは出てきません、外からくるしかありません。
 しかし一体どこから?
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